日本では品薄が続いているThinkPad8ですが、他のWindows8.1の8インチタブレットとの詳細なベンチマーク比較が載せられているレビュー記事がありましたので、紹介したいと思います。CPUスコアは高いものの、3DMarkベンチは、ASUSのVivotab Note8や東芝のEncoreとあまり変わらない、という結果になっています。
まずは基本情報から。
ThinkPad8はコンパクトで軽量なWindows8.1タブレットです
ただし、法人やビジネスユーザーをメインターゲットに据えているものの、購入前に自分の使用用途をよく検討してから購入する方が良いでしょう。
画面について
ThinkPad8は8.3インチのFullHDディスプレイを搭載し、画面密度は283ppiとなっています。
細かな文字も見やすく、デスクトップモードでも画面全体を広く使うことができます。とはいえ、高解像度のためにWebページやドキュメントをスクロールする時には、文字の小ささのためにいささか苦痛に感じるかもしれません。
画面については正直な所、何も言うことはありません。他の8インチWindowsタブレットもキレイですが、ThinkPad8の液晶の高画質さには敵わないでしょう。
ただ、この高画質さがあったとしても、ビジネスユーザーにメリットがあるかといえば、そうは言えません。ビジネスユーザーはデスクトップモードにおいて長時間の作業をしなければなりませんが、ThinkPad8はこの点で快適とは言えません。メトロアプリを使う点では何の問題もありませんが、皆さんもよくご存知のように、Windows8のメトロアプリの数は多くありません。この小さな画面で何時間もスプレッドシートと向き合うのは苦痛以外の何者でもないでしょう。画面を指タッチするときも、誤操作を起こしやすく、スタイラスやトラックパッドが必要だと感じます。
ボタンと端子
ThinkPad8には、micro-USB, micro-HDMI, microSD, またオプションで、micro-SIM端子が搭載されています。
フルサイズのUSB3.0ポートが搭載されていないのは、いささか残念なことです。フルサイズUSBポートが搭載されていれば、ビジネスユーザーに対しての大きなアピールポイントになったことでしょう。とはいえ、フルサイズUSB端子が搭載されれば、それはThinkPad8自体も厚くなるはずなので、仕方のないことなのかもしれません。
ベンチマーク比較
wPrime CPU比較(低い数値ほど性能が良い)
PCMark7 全体の性能比較(高い数値ほど性能が良い)
3DMark11 ゲームプレイ時のグラフィック性能の比較(高い数値ほど性能が良い)
まとめ
前にも書いたように、ThinkPad8がバリバリ働くビジネスマンにぴったりのタブレットとは言いづらい。小さな画面で、小さなボタンをポチポチして作業しなければならないからだ。とはいえ、仕事は自分の他のPCで行い、そして、通勤時間や移動の時間に使用する用途であれば、ThinkPad8は素晴らしいタブレットと言える。
画面の解像度は、このクラスのタブレット、そして、この価格帯としては考えられないほど素晴らしい。デスクトップモードでもメトロモードでも快適に使用したいユーザー、まだ動画や読書を快適に楽しみたいと思うユーザーにとっては最有力候補となることだろう。
情報元:http://www.tabletpcreview.com/default.asp?newsID=4821&p=2
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