今回はTriwood様のご厚意により、AcaseブランドのActive Sense Stylusペンをレビュー用に提供していただきましたので、早速レビューしてみたいと思います。
このタッチペンには、単4電池が内蔵されており、タッチペン単体で静電気を発生させる自己静電発生式という方法で書けるようになっています。そのため今までのタッチペンの細さとは桁違いにペン先を細くすることができています。カタログ値ではペン先2mmとのこと。
今までとは違ったタッチペンとなるわけですが、iPad AirやWindowsタブレットでの使用感はいかがなものか、今までのタッチペン、そしてVivotab note8の付属スタイラスとの比較を含め、使い勝手を検証していきます。
まずは外見から。
外見はご覧の通り、とても高級感があります。右はBamboo Stylus Feelの白版です。
Bamboo Stylus Feelはすべて樹脂でできており、重量は軽いのですが、安っぽさがあります。もうちょっと重ければもっと書きやすいかな、と思うときもあります。
対してActive Sense Stylusですが、持ち手のラバーより上の部分はすべて金属製で高級感があり、適度な重みがあります。重さは測ってませんが、電池を入れない状態で15.6グラムと箱には書いてありました。電池を入れてみると、Drグリップのような重さです。
なおAmazonなどの販売サイトでは色がグレーとなっていますが、写真を御覧いただけると分かるように、少し茶色が入っています。私個人はこれがまた高級感を増す要素になっていると思います。
ペン先は本当に細いです。右のワコム製StylusFeelのペン先とあまり変わりません。左の普通のタッチペンとは比べ物にならないほど細いです。
ラバー上部にあるのが、電源ボタン。押すとすぐに緑色に点灯し、すぐに使うことができます。待ち時間は一切ありません。もう一度押すと電源はOFFになります。なお約3分間操作しないと自動的にOFFになるオートスリープ機能も付いています。
ペン上部はネジ式になっており、くるくるっと回すと、
内部の単4電池を交換することができます。他のスタイラスでは単六電池など入手しづらい電池を使用しなければならない場合が多いので、入手し易い単4電池なのはありがたいです。ちなみに最長連続使用時間は12時間ということです。
気になる使用感は?(iPad Air編)
iPad
Airでは、Active Sense Stylusにより、普通のタッチペンよりも細かく描画できます。ペン先が細いので、今どこを書いているのかはっきりと識別することができます。紙に書いているみたい!とまではいきませんが、今までの先が丸っこいタッチペンよりは段違いの書きやすさは体験できると思います。一応比較して書いてみたのが、以下のスクリーンショットです。
左がAcaseのActive Sense Stylusで、右が100円ショップに売っていた普通のタッチペンです。ちなみに、画面にはAnker社の液晶保護フィルムを貼り付けてあります。
上は”あいうえお”をできるだけ細かく書いてみたところです。大きめの文字では細かな違いは出ませんが、細かくなると違いが出てきます。普通のタッチペンでは書ききれない細かな文字も書くことができます。
下は世界的なアニメキャラクターのイラストです。これもどこまで小さく書けるか試してみましたが、普通のタッチペンの半分以下の大きさまで細かく書くことが出来ました。線も途切れることなくスムーズです。iPad AirとActive Sense Stylusの相性はとても良いようです。
気になる使用感は?(Windowsタブレット編)
ではWindowsタブレットではどうでしょうか?ちなみに検証に使用したタブレットはAsusのVivotab Note8で、画面には液晶保護フィルムを貼り付けています。
ペン先が細いのでファイルの複数選択やメニューの選択がしやすいと感じました。
また、手書き入力も普通のタッチペンより格段にしやすくなったと思います。
ではイラストや細かな手書きについてはどうでしょうか?検証してみました。まず文字編から。
左がAcaseのActive Sense Stylus、真ん中がVivotab Note8付属のスタイラス、右が100円ショップの普通のタッチペンです。普通のタッチペンよりはActive Sense Stylusは細かく書けています。ただし、iPad Air上より綺麗に書くことはできませんでした。カクカクとしているように見えます。これはiPad Airでは見られなかった現象です。Windowsには手書きの補正機能が付いているようで、このようになるのではないかと思います。
例の世界的アニメキャラクターも書いてみましたが、iPad上で書くよりも不格好になってしまいました。ある程度大きければ影響はないようですが、細かく書こうとするとWindowsの補正を受けてしまうようです。Active Sense Stylusの性能は良いだけに残念な結果となりました。
液晶保護フィルムをつけているせいかも?とも思いましたが、保護フィルムを貼り付けていない他のWindowsタブレットでも似たような結果だったため、仕様だと思われます。
なので、WindowsタブレットではActive Sense Stylusの良さを十分体験することはできませんでしたが、それでも普通のタッチペンよりは格段の書きやすさを体験することができると思います。とはいえ、ワコム製の電磁スタイラスのような紙のような書き心地、とまでは行きません。
不等号で表すなら、
Vivotab付属のワコムスタイラス >>>>> Acase Active Sense Stylus >>> 普通のタッチペン >>> 指
みたいな感じです。
とはいえ、もともとスタイラス機能が付いていないタブレットでは、使用感は劇的に変わるのではないかと思います。どこをポイントしているか一目瞭然なので、Photoshopなどの細かなメニューを多用する方であれば、その便利さを実感していただけると思います。また手書き入力時にも威力を発揮します。
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